日本の建設投資は,1994年の約84兆円をピークに2010年には約43兆円と半分近くまで縮小しました。その後,東京オリンピックや東日本大震災の復興需要などで,60兆円を超えるまで回復しています。しかし,将来的に建設投資が大きく伸びるとは考えにくく,構成している建設分野も変化するものと思われます。
今後伸びると予想される代表的な建設分野として,インフラ施設のスクラップ&ビルドから長く利用する長寿命化分野,自然災害が多発する日本で人々が安全に生活できるようインフラ施設の防災・減災分野,洋上風力発電建設等脱炭素に寄与する分野などが考えられます。
進化する建設技術では,今後マーケットの規模が拡大すると分野と考えられる「インフラ施設の防災・減災」「インフラ施設の長寿命化」「建設産業のグローバル化」に貢献する技術,今後の技能者不足等に対応して「施工の合理化」に貢献する技術,海外にマーケットを求める「建設産業のグローバル化」に貢献する技術などを主なテーマとしています。
建設産業のグローバル化をめざして
進化するコンクリート関連技術
進化する地盤関連技術
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準備中